こんにちは、ユキです。
老親がいるあなた、地域包括支援センターを利用していますか?
親がメッチャ元気で問題なく独りで何でもできるならいいですが、なにかしら心配があるなら相談した方がいいですよ。
なんて言っている私も、数年前までその存在さえ知りませんでした。
今も知らない人は多いと思います。
身内に高齢者がいるのに、知らないなんてもったいないです!
今回は地域包括支援センターについて、利用者側の体験を通して語りたいと思います。
Contents
地域包括支援センターとは?
地域包括支援センターとは、自治体などによって設置された高齢者の生活をサポートするための拠点です。
社会福祉士、ケアマネージャー、保健師、看護師などが配置されています。
対象の高齢者は65歳以上です。
相談は無料なので、困ったことがあるならまずは問い合わせてみるべきです。
大体、中学校の校区ごとに1つあるイメージなので、あなたの家の近くにも必ずあります。
「地域包括支援センター + 地域名」で検索してみてください。
地域包括支援センターの役割
地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉などの面から高齢者を支える「総合相談窓口」として、高齢者に適切なサービスを案内してくれます。
高齢者が生活するうえで困ったことがあればなんでも相談できるところです。
専門知識を持った職員が、住み慣れた地域での介護サービス、介護予防サービス、保健福祉サービス、日常生活支援などの相談にのってくれます。
そして介護保険の申請窓口でもあります。
地域包括支援センターの業務内容
地域包括支援センターの業務は4つです。
- 介護予防ケアマネジメント
- 総合相談
- 権利擁護
- 包括的・継続的ケアマネジメント
身体状態の悪化を防いで自立した生活が続けられるようにする「介護予防ケアマネジメント」。
高齢者の困りごとの解決に必要なサービスや制度を紹介してくれる「総合相談」。
判断能力が低下した高齢者が詐欺等に合わないような取り組みや虐待被害の対応をする「権利擁護」。
高齢者が暮らしやすい地域にするためのネットワーク作りなどの「包括的・継続的ケアマネジメント」。
まとめるとこんな感じですが、具体的には何なの~?ですよね。
ここからは具体的に、我が家の体験談をお話します。
地域包括支援センターを知ったきっかけ
10年くらい前だったでしょうか、病院で医師から、父が軽い認知症だと診断されました。
認知症だけどしっかりしているときもあり、でもそれが父を不安にさせていたように思います。
現在50代の私も、物忘れをしたり、以前は難なくできていたことで失敗したりするとちょっとショックです。
時々、水を飲んだだけで蒸せるしネ。
認知症、でも時々しっかりしていた父は、きっともっと大きく記憶が抜け、ショックを受けることが重なり、自信が無くなっていったんだと思います。
母に頼るようになり、だからこそ母に当たるようになりました。
母は自分が面倒を見るからいいと言っていましたが、1日中父と一緒で、母の息抜きができないのは心配でした。
傍から見ると心配な状況なのに「私は、いい」「大丈夫」て言う人って、実は危ないことが多いと思います。
実際この頃の母は、ピリピリしていたし否定的な発言が多かったです。
どうしたらいいのかと考えていた頃、姉が友人から地域包括支援センターのことを教えてもらいました。
その方も利用していたのです。
姉から地域包括支援センターのことを聞き、
うんうん。そうだね。連絡してみよう。
となりました。
介護保険を利用するための介護認定について
地域包括支援センターに相談すると、まずは介護認定の申請をすることになりました。
介護認定とは、日常生活の中での介護の必要度合いを判断するものです。
介護の必要度合いは、
『非該当(自立)、要支援1~2、要介護1~5』の8種類に分類されます。
数字が増えるごとに症状が重くなると思って大丈夫です。
要支援2と要介護1の微妙な違いは認知機能ですね。認知症だと要介護の方になります。
認定された介護度によって利用できる介護保険の額やサービスが変わってきます。
地域包括支援センターは、この介護認定の申請を代行してくれますよ。
申請すると訪問調査が行われます。
調査員が自宅などに来てくれて、聞き取り調査から高齢者本人の状況を確認し、その内容から一次判定・二次判定が行われます。
訪問調査から約1か月後に介護度が認定されます。
介護認定とか要介護1などのワードはたまに耳にしていました。
でもこんなふうに認定されるって知ってました?私は全く知りませんでした。
病院で医師から、病名を言われるように「あなたは要介護1です」とかって診断されるのかな?くらいに思っていました。
調査のための訪問先は入院中なら病院でもいいんですよ。自宅である必要はないです。
でも誰か家族が同席することになっています。
*介護認定については、申請も訪問調査も認定まで完全無料で行われます。
認定後にサービスを利用するところから有料になります。
どんなサービスをいくらで利用できるかを判断するための認定です。
【体験談】父の介護認定の結果
父の介護認定の訪問調査の時、父を担当してくれるケアマネージャーさんも同席してくれました。
事前に認知症だと話しておいたので、確実に介護認定されると判断されたのでしょうね。
1か月後に『要介護1』と認定されました。
受けることになった介護保険サービスは、週に1回看護師さんに訪問してもらうことです。
薬の管理とお話相手をしてもらうことになりました。
年寄りって頑固じゃないですか。
まぁそうじゃない人もいるとは思いますが、
少なくても私の父は、プライドが高くて頑固でした。
家長としての自分の立場を保つために頑固でいるしかなかったのかもしれません。
なので自分が一番威張っていられる自宅から、出たがりませんでした。
父が数時間でもデイサービスなどで外出してくれたら、母の息抜きにもなったんですけどね。
でも定期的に看護師さんが来てくれることは、両親二人にとっての気分転換になったと思います。
なにより専門家による見守り体制が整って、母の気が楽になったようでした^^。
その後、母がケガで入院することになりました。
地域包括支援センターには、母が不在の間の父のケアのことで相談にのってもらいました。
母の入院中は姉と交替で実家に泊まっていましたが、私達が仕事に行っている間、父は一人で家にいました。
一人でいる父のために、いろんなサービスを提案してくれて、知らないことばかりだったので助かりました。
結局、母が不在になったら父の認知症が進んでしまい、父も別の病院に入院することになったんです。
そのときも受け入れ可能な病院を探して話を通してくれたり、地域包括支援センターには本当に親身になってもらいました。
私達家族だけではどうしたらいいかわからなかったと思います。
認知症で入院した父は、そこで病気も見つかり、終身その病院でお世話になりました。
【体験談】母と義父の介護認定の結果
ケガで入院した母は、入院中に介護認定を受けました。
結果は『要支援1』。
退院後に利用している介護保険サービスは、週に1回リハビリに行くことです。
送迎付きで楽しそうにしています^^。
介護認定は更新認定が行われます。
1回認定して終わりじゃないんですよ。1年更新です。
その更新で母は『要支援2』になりました。
で、リハビリが週1回から週2回になったと。
ちょっとまた楽しそうにリハビリに通っています。
義父は『要支援1』でした。
義父の場合は週に1回ヘルパーさんが来て、お風呂掃除をしてもらったりお料理を作ってもらっています。
ヘルパーさんは義父からすると若い女性(50代)です。
ヘルパーさんが来るようになってから、義父がちょっと若返った気がします^^。
家族以外に週に1回でも来て様子を見てくれる人がいるのは安心です。
介護保険サービスはいろんな種類があって、個人に合わせて利用できるのは助かりますね。
地域包括支援センターは使えない?ひどい?
地域包括支援センターは使えないとか、対応がひどいとか言う人もいます。
正直、あると思いますよ、そういう苦情。
だってケアマネさんも看護師さんも人ですから。
医師や学校の先生、職場の上司など、誰だって必ずしも人格者じゃないし、相性もあります。
実際、母が入院して大変な時に、父の担当のケアマネさんは使えませんでした。
前からそんな気はしていたんですが、
おいおい、やっぱり使えないのかキミは。と思いました(汗)。
別のケアマネさんが頑張ってくれました。
父の担当のケアマネさんがそのまま母の担当になったのですが、姉が変えさせてました。
男性だったので「女性にしてください!」とか言って。
普段はそんなに問題ないと思いますが、何かあったときですよね。
中にはひどい・使えない人もいるかもだけど、地域包括支援センターには使える人もいます。
まとめと注意事項
高齢者のことでなにかしら心配があって、家族だけでは解決できそうにない。
そんな時は地域包括支援センターに相談するのがいいです。
地域包括支援センターを利用している人はわりといるはずなんですけど、聞かないとわからないですよね。
親のことで困っている、特に認知症だと周りに相談しづらいところもあります。
だからこそ、この記事を読んで地域包括支援センターのことを知り、相談してみようと思ってくれたら嬉しいです^^。
介護認定を受けるのが始まりであって全てですね。
母が入院したときに、父の介護度が認定されていたことと、すぐに地域包括支援センターに頼れたことは大きかったです。
あ、そうだ。
ちなみに老人ホームを選ぶときにも介護度は関係してきますよ。
⇒老人ホームとはどんなところ?高齢者施設11種類と費用を一覧にしました
では、これから地域包括支援センターに相談して、介護認定を申請しようというあなたに注意事項をお話します。
注意事項1:訪問調査で頑張ってはいけない
他人がやってきて訪問調査をする、となると、親が頑張ってしまうことがあります。
急にしっかりして「私はなんでもできます!」なことを言っちゃって『自立』と認定されたら介護保険サービスの対象外になってしまいます。
私も母の更新時に立ち会いましたが、本人は「問題なくできます」と答えていたけど、こんなこともあったしあんなこともあったしと、母のちょっとした”うまくできなかったエピソード”を思い出せる限り話しました。
おかげで『要支援2』で週2回のリハビリをゲットです(笑)。
あ、でもケンカになるといけないから、事前に親に「いろいろできないって言うからね、介護認定のためだからね。」と話しておくのをオススメします^^。
注意事項2:フリーな家族がいてはいけない
あとはいつでも駆け付けられる家族がいるというのもNGです。
家族がいつでも介護・支援できる状況にあるとなると、外部のサービスを使う必要がないからです。
普段は仕事で忙しくて休みの日くらいしか様子を見に来れない、にしておかないと、『非該当』にされてしまうこともあるそうですよ。
以上が介護認定を受けるための注意事項です。
こんな注意事項をしっかり活字にしてここに残しておいていいのかな?
という気がします(汗)。
なのでこれはここだけの話にして、あなたの胸だけに留めておいてくださいネ^^。
あなたの地域の地域包括支援センターを探してみてください。
なにか他に気になることがあれば遠慮なく聞いてくださいね。
私がわかる範囲でお答えします^^。
親のことで大変な時にも役に立つスキルはこちら⇩